お気に入りの風景　その３

先日の帰省時、１時間の空き時間を使って行ってきた。

釧路湿原の東側にある【細岡展望台】、別名：細岡大観望。
春は淡い萌葱色、夏はアフリカのサバンナをも思わせ、秋は何か切なさを感じさせ、冬は万人の進入を拒むかのような厳しさとスケールの壮大さ…
そんな釧路湿原が大好きで西側にも展望・観望地があるのだが、自分はこの細岡大観望が一番のお気に入り。


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目の前を流れる釧路川は、これまで何度カヌーで下っただろうか？
多い時では年に１０回近く下ったので、総計４０回は超えているだろうか…。

また、夜になると周りに光害が少なくて、絶好の星見ポイントにもなる。
VIXENの望遠鏡を車に積んで、この展望台で何度彗星を見たり月を眺めてきだだろう？
ある時は娘や娘の友達まで車に詰め込んで、ギュウギュウ状態で星を見に来たっけ。

辛い時にも来たような気がするけど、覚えていても辛いだけだからそんな事はもう忘れた…。
あっ、でも今回も辛かったから来たのかもしれない。
自分にとっての癒しの場所でもあったんだなぁ。

この日は霞が掛かっていて、彼方の雄阿寒岳＆雌阿寒岳は見えなかったのが残念。




帰り道、逆光の中に谷地坊主が佇んでいた。
これからやって来る冬に向かって数ヶ月のあいだ堪え忍ぶんだ。
今度は春の力強い生命力を感じに来よう。
きっと元気を貰えるはずだから…